自分でホームセキュリティ

自宅の防犯対策についてのハウトゥーを掲載していきます

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家にある音を使った防犯

防犯が行き届いた家と聞けば、皆さんはどのような家を想像されますか?やはり近代的で堅牢な作りの家が必然的に防犯面でも優れていそうに見え、それだけでホームセキュリティーが成り立っていそうに見えますよね。

確かに泥棒や盗難に遭う家と言えば古めかしく旧故な作りの家が被害に遭いやすく思えそうですが、それは一概に言えません。もしも古い家ばかりが泥棒に入られるとしたら、世界の富豪たちの豪邸が盗難に遭うのもおかしな話です。つまるところ、そうした油断こそが大敵になりますね。

それに、日本の古き良き家屋は一概に馬鹿にできません。その昔に侵入者撃退の為の罠を張り巡らしていたように、現代でもその名残と言える、かつての防犯の一環と思わしき作りが見てとれます。

皆さんは鴬(ウグイス)張りという床の作りをご存知ですか?すでに若い世代の方にはご存じで無い方も多いと思いますが、これも立派な防犯対策であり、かつての知恵が残してくれた、現代に残る防犯対策と言えます。

鴬張りの効果は極めてシンプルです。その仕組みが施された床、特に木製の日本家屋の廊下に顕著ですが、そこを歩くと音が鳴るのです。鴬と聞くと風靡な音を想像しそうですが、実際には木が軋むような音そのものが鳴りますので、風情というのは多少ニュアンスが違いますね。

とはいえこの鴬張りは現代においては廃れた技術であり、音が鳴るという事は純粋に老朽化の証として、褒められたものでは無いとされます。ゆえに残っているのはそれこそ旧家とも言える由緒ある住まいですので、これらを見るのはなかなか難しいですね。

とあれば、ある程度古く歩くと音が鳴る老化は修復をしてしまった方がいいのか?それは少し、防犯面としては待ったをかけて良いでしょう。歩くと壊れるような作りならともかく、音が鳴る日本の木材性というのは、馬鹿に出来ない防犯対策があるのです。

ぎしっ、という木が軋む音を聞いた事がある方ならお分かりですが、振動も交えた独特の音は、浅い眠り程度ならすぐに気付かせる力があります。しかしこれが完全に補修されたコンクリ作りなどになると、頑強にこそなれ、音は生まれず侵入者の手助けをする形になってしまいますね。

何もだからと言って音が鳴るように痛めつけたり、過剰な老朽化を放っておけと言っているわけではありません。木製が生み出す、それこそ私たちを気付かせる音という存在に気をかける事、そして音が出る仕組みを家に取り入れる事で安全を招く事ができるのです。

今回はコストがかからない防犯対策という事で、日本に伝わる木製の床を利用する点でお話ししましたが、お金をかけない音の発生源はたくさんありますので、それらを防犯に転用できるように試してみましょう。

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